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2006年09月16日

こんな山に行ってきました

これ、富士山には見えませんよね^^;
今日は、こんな山に行ってきました。
山頂まで登ったわけではないのですが、標高差 1,650mの登りをこなしてきました。
ワタシの新記録です(^^)

 #続き...「明日」のつもりが「あさって」になってしまいました〜f(^^;)

金曜はグダグダ仕事をしていたので、家に帰ったのが23時すぎ。
Webで天気予報ををみていたら 「明日は晴れよ。行ってくれば?」というカミさまのお告げ(笑)
「じゃ、行ってくる!」
「どこに行くの?」
「富士山!」(キッパリ)
「・・・・・」
と、いうわけで家を出たのが 1:30すぎ(^^;;;
途中、コンビニで食料を仕入れて、順調に東名高速を飛ばして、3:10 御殿場インター着。
自衛隊演習場近辺で、鹿、狸、リスなどの歓迎をうけて、御殿場口第1駐車場には、3:30到着。
シェラフをとりだし、ソッコー仮眠です。

5:58 ほぼ日の出時刻に起床。
外気温 11℃、路面はウェット、どんより曇り空です。
御殿場口第1駐車場

今日 登るのは、富士山 御殿場口からの登山コース。
一応、目標は7合目、できれば7合5勺から宝永火口を見下ろし、大砂走りを満喫してくるつもりです。

6:45 御殿場口「太郎坊」(標高 1,440m)よりスタート
御殿場口の鳥居
ここ、「新5合目」といいますが、標高でいくと1合5勺というところ。
水が塚駐車場(交通規制時の駐車場)のほうが標高が高いくらいなんですよね。
「山じまい」後なので「五合目から山頂は積雪の為、通行止めです」という看板がたってます。

10分弱で大石茶屋に到着
大石茶屋

ここからは登山道と下山道がわかれるようです
20060916-05.jpg

しばらく雲の中を進んでいくと、突然 山頂が姿をあらわし始めました!
20060916-06-1.jpg20060916-06-2.jpg20060916-06-3.jpg
うれし〜! 1,755m地点では、雲を抜けたようで、青空が広がっています。
雲の縁

7:52 1,900m地点の山小屋「次郎坊」跡で小休止。
次郎坊標高 1,900m

雲の絨毯も見事です!
雲の絨毯

10分ほど休憩して、出発。
やっぱり晴れてると、同じ登りでも気持ちがいいものです。
20060916-11.jpg

8:18 標高 2,000mを超えてしばらくしたところで、気象庁の避難小屋を通過。
気象庁の避難小屋

9:26 標高 2,400mをこえました。 雲が見事な模様を描いています。
かなり暑くなってきました。
雲の芸術標高 2,405m

誰かが まきつけていったんでしょうか?
クイに登頂記念の旗がまいてありました。
登頂記念の旗

9:58 標高 2,600m 付近の五合目山小屋跡を通過
五合目 山小屋跡標高 2,555m
天気が良くなったせいか(気圧が上がったのか)、手元計測の標高が 40mほど低く表示されているようです。
(GPSの高度データとの比較)

雲が富士山の形をしているのがおもしろいですよね。
20060916-16.jpg
今回はやけに空の写真が多かったのですが、ホント見事だったんですよ〜

10:50 環境省避難小屋を通過。 標高は 2,780m。
20060916-17.jpg
このあたりからだんだん、左の股関節が痛くなってきました。
砂礫なので、足を逆ハの字に開いて登ってきたからでしょうか...
鍛えなおさなければなりません(^^;;;

その先には、こんなアンテナ(?)が... 何のアンテナでしょ?
ナゾのアンテナ

環境省避難小屋越しに見る宝永山への稜線。
さっきまでは上に見えていたんですよね。
宝永山

11:12 六合目山小屋跡に到着。 標高は、2,810mです。
20060916-20.jpg

大正13年8月と入った石碑には「標高 2,830m」、手元計測では「2,785m」でした。
大正13年の石碑手元計測 2,785m

山小屋の資材を運び下ろしてる?ブルが2台、下っていきました。
ブル

山頂のほうは、雲がかかってきました。(左はしに見える白い建物は、赤岩八合館)
20060916-23.jpg

雨になるとイヤなので、先を急ぎます。
六合目から先はだいぶ岩が多くなります。 上に七合目の山小屋が見えてきました。
六合目の先・その1六合目の先・その2

12:14 七合目「日の出館」に到着。 標高 3,020mです。
七合目・日の出館

今年の営業が終わった小屋の前をすぎると、すぐ上にもうひとつ山小屋が...
わらじ館が見えた!

12:26 この前も営業していなかった「わらじ館」前を通過。 標高 3,050m
またまた、すぐ先に今日の目標地点・7合5勺「砂走館」が見えます。
20060916-27.jpg

その先の道標です。
「←8合目・1.4km 50分|7合目・0.8km 5分→」
「←富士山頂 2.5km 1時間40分|新5合目駐車場 5.5km 1時間30分→」
七合目先の道標
やっぱり、下りはかなり早い(^^;)

12:30 目標の七合五勺「砂走館」に到着! 標高 3,090m
だいたい想定通りの6時間で登ってきました(やっぱり遅いぞ>登り ^^;)
7合5勺・砂走館
ここで昼食&大休止です。

宝永火口の上端と標高は同じぐらい。
宝永火口の上端

ここと宝永第一火口の底とは700m弱の標高差があります
宝永第一火口底

宝永山の山頂は、やっぱり真っ黒です。
宝永山・山頂

火口の向こうには、富士宮口六合目の山小屋や富士山スカイラインも見えます。
20060916-33.jpg20060916-33-2.jpg
だいぶ気圧が下がってきたのでしょうか。 標高は「3,125m」になっていますf(^^;)
けっこう寒くなってきたので、ヤッケを着用。

七合目から先はかなり急な登山道になります。
20060916-34.jpg

ここでは何人か、山頂から下山されてきた方とお話しました。
中には、富士宮口に下山するつもりがブル道を降りてきたら、こちらに来てしまったという人も。
御殿場口を下山するのは初めてだったようなので、宝永火口経由の道すじを教えてあげました。
この方たちは最悪、御殿場口からタクシーで富士宮口に戻ろうか...と思っていたそうです。
登山道の道標はあるのですが、前回あった下山道の道標はまるでなかったので、初めてだとけっこう間違えちゃいそうですね。
初めての方にはオススメできません>9月の富士山 (^^;;;

13:12 かなりガスってきたので、下山開始。
ガスってます

ちょっとズルして、砂走りの入り口まで、ブル道を下っていきます。
20060916-36.jpg

5分ほどで「砂走り」の入り口に到着。
砂走りの入り口より

そういえば、前回は宝永山の山頂には行かなかったので、ちょっとよってみることにしました。
宝永山・山頂へ

何度見ても(ってほど見てないですが) 見事な溶岩です
20060916-39.jpg

左手にみえた岩は、なぜかそこだけ茶色です。 フシギですね。
20060916-40-1.jpg20060916-40-2.jpg

この稜線、ちょうど風の通り道のようで、すごい強風です(^^;
宝永山・山頂のあたりの太い杭が倒れていました。
20060916-41-1.jpg20060916-41-2.jpg
あらら、案内板までバラバラ・・・ 自然の力はオソロシイ・・・(^^;;;
20060916-41-3.jpg20060916-41-4.jpg

そうそうに山頂を退散し、大砂走への道を戻ります
宝永山の稜線

さあ、いよいよ「大砂走り」です。
大砂走りから山頂方面を望む
ほんと、これは おもしろい!
岩もほとんどない深い砂礫なので、クッションがよく、1歩で2〜3mも進んでしまいます。
気がつくとかなりスピードが乗って、止まるのに苦労するぐらい(^^;
途中計測では、標高差 140mを3分ほどで下りちゃってます。
標高 2,575m標高 2,435m
下り始めて 25分。
あれよあれよという間に大砂走・終点 2合8勺 気象庁の避難小屋に到着しました。
大砂走の終点須山口下山道の道標
ここは、須山口下山道の分岐点になっています。

ここから先も砂走り感覚で下りていけるのですが、ところどころ硬いところもあるので注意が必要です。
雲の中へ
ここあたりから、ふたたび雲の中に突入(^^;;;

2:18 標高 2,000mを切りました!
標高 1,995m

こんな花がいたるところに咲いていました。
フジアザミ

14:42 とうとう、うっすらと駐車場が見えはじめました!
駐車場が見えた!徐々に雲も薄くなり・・・

14:45 大石小屋も目前になりました。
大石小屋

14:52 とうとう到着
20060916-51.jpg
宝永山に寄り道したのに、1時間40分で下ってきてしまいました。 このコース、下りは早い!

今朝、この鳥居をくぐってから 8時間少々のトレッキングでした
太郎坊の鳥居
前回とあわせると御殿場口のルートはみんな歩いたコトになります(^^)v

駐車場にも、まだちゃんと車がありました(当たり前だって?^^;)
20060916-53.jpg

山頂方面はどんより曇り空。 最後に山頂が見れなかったのが残念...
20060916-54.jpg

大砂走を下ったせいか、埃まみれだったので、御殿場市温泉会館で一風呂あびてから帰ってきました。
御殿場温泉会館
ここからも富士山はほんの一部しか、姿をみせてくれませんでした。
御殿場温泉会館より富士山を望む

GPS-CS1Kにトラブル発生?
いえいえ、きっとワタシが悪いんです(^^;;;
このまえ行った「奥多摩むかし道」の残り電池じゃもたないと思い、家にあったアルカリ電池を持ってきたんです。 そしたら、どうやらこれが使いかけだったようで、3時間少々しか計測されていませんでした(T_T)
6合目までのルート
時間経過
あぁ〜、せっかくたくさん歩いたのに・・・

≪教訓≫ 電池は新品を買って持っていきましょう!


10月は、吉田口を 1合目から 6合目ぐらいまで登ってみたいですね〜
行きませんか?(^_-)


アウトドア&フィッシング ナチュラム

投稿者 iguchan : 2006年09月16日 20:41 : OutDoor > Fujisan

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コメント

も、もしかして、3度目ですか。。。(^_^;)

投稿者 daizo : 2006年09月17日 23:26

あれ〜? わかっちゃいましたか?(笑)
先週末は期待ハズレだったようなので、頑張っちゃいましたo(^゜)○☆バキッ!

でも、今回は山頂を目指してないので「番外篇」ということでf(^^;)

投稿者 iguchan : 2006年09月18日 03:35

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